2010-12-07

コーチはあなたの問題を解決する人ではない

おはようございます。土方良子です。

いろいろなコーチのコーチングを聞いていて疑問に思うこと。

コーチはクライアントさんの問題を解決する人ではありません。
解決するのはクライアントさん本人です。

そこを勘違いして、クライアントさんの問題を一生懸命解決しようとしていると、いつもコーチがクライアントさんの問題を解決しなければならなくなります。

クライアントさんと信頼関係を築こうと、必要以上に承認したり、共感すると、クライアントさんは、コーチにわかってもらうことが当たり前のように勘違いしてしまいます。

先日のトレーニングで、私がコーチをしたときにクライアントの方が、不安なことがあるので、そのことについて扱って欲しい、と言いました。

私は

「不安を扱うことについて、私はあなたにどう関わればいいですか?」

と聞きました。

そしてコーチングが終わって、クライアントの方にこう言われました。

「土方さんに沢山不安を引き出してもらった。土方さんは私が話す不安に対して、共感も承認もせず、
ニュートラルにじっと聞いてくれました。

もし、土方さんが私の辛い感情に共感されたとしたら、私は逆に話しづらくなってしまうと思います。
けれども土方さんは私の不安や感情にアクセスせず、私自身にアクセスしていました。
それがとても安心して話せる環境でした。

不安に共感されても、行動を起こすのは結局は私なのです。」

お互いにコーチとクライアントの立場をよく理解できているからこそのコーチングです。

コーチングは一歩間違えると、人生相談や雑談になってしまいます。
それはコーチのすることではありません。

コーチがクライアントさんの問題を解決していると、クライアントさんはコーチが何でも助けてくれると思うようになり、結果としてクライアントさんがコーチに依存することになります。